3. ID の盗難

IDの盗難

開設した覚えのないクレジットカードのアカウントの請求が来た、クレジットレポートに全く覚えのない負債が記載されていた、ステートメントが来るべき時期に来ない等を経験している方は、名前やソーシャルセキュリティナンバー (SSN)、クレジットカード番号、その他の個人情報を誰かに盗まれ、利用されている可能性があります。他人の個人情報を自分の利益のために使用したり、知らないところで悪用することは立派な犯罪です。連邦取引委員会 (Federal Trade Commission) は ID を悪用された場合、ただちに次の3つのことをする事を呼びかけています。

  1. 主要のクレジット会社 (Credit Bureau) の不正を取り扱っている Fraud Department に連絡します。ファイルに不正行為警告(Fraud Alert) の記載をしてもらうと同時に、債権者 (Creditor) があなたの名前で新しいアカウントを開設する時は必ず本人確認をするよう注意書きをしてもらいます。1つのクレジット会社に連絡をすると、他のクレジット会社へも連絡がいきます。

    この際、各クレジット会社にクレジットレポートのコピーを請求して下さい。クレジット会社には、不正などでクレジットレポートが正確さを欠いた場合、本人にそのコピーを無料で提供する義務があります。あなたの名義で不正に開かれたアカウントが他に存在しないか、既存のアカウントに許可していない変更がなされていないか、よくレポートを確認して下さい。数ヶ月後にもう一度レポートのコピーを請求し、訂正や変更をしていた場合はそれが正しくなされているか、そして新たな不正行為が行われていないかどうか確認して下さい。

    主要クレジット会社

    Equifax
    クレジットレポート請求: 1-800-685-1111
    不正報告: 1-800-525-6285
    ウェブサイト: www.equifax.com
    Experian
    クレジットレポート請求: 1-800-EXPERIAN (397-3742)
    不正報告: 1-800-EXPERIAN (397-3742)
    ウェブサイト: www.experian.com
    Trans Union
    クレジットレポート請求: 1-800-916-8800
    不正報告: 1-800-680-7289
    ウェブサイト: www.tuc.com

  2. 不正に書き換えられた、または開設されたアカウントについて債権者に連絡します。セキュリティもしくは不正を管轄する部署と話が出来るように尋ね、その後書面でフォローアップしましょう。書面でのフォローアップは支払う必要のない請求等を含むクレジット明細の間違いを正す Fair Cradit Billing Act で説明されている手順の一つです。
  3. 地元の警察、またはコミュニティでID盗難を管轄にする警察署に被害届を提出します。債権者が被害証明を必要とする場合に備え、コピーを保管しておいてください。

次にコントロールを!

  • ID盗難者が新しいクレジットカード作成のため、あなたの銀行やクレジットカードの明細、クレジットカードのオファー、またはタックス情報に関する郵便物を盗んだり、住所変更を偽造するなどをした場合、その人物は犯罪を犯した事になります。地元の郵便捜査官に報告してください。
  • ID盗難者が既存のクレジットカードアカウントの請求先住所を変更したことに気付いたら、アカウントを閉鎖して下さい。新しいアカウントを開設するとき、アカウントの照会や変更をするにはパスワードが必要となるようなシステムにしてもらいましょう。母親の旧姓、誕生日、SSNの下4桁、電話番号、連続した番号など知られやすい番号は避けてください。暗証番号 (PIN) を作る場合も同様です。
  • ID盗難者があなたの銀行アカウント、チェッキングアカウント、ATM カードにアクセスしたと思われる形跡があれば、ただちアカウントを閉鎖してください。新しいアカウントを開設するとき、パスワードを使ってのみアクセスができるように申し込んでください。もしチェックを盗まれたり、悪用されたら支払いをやめて下さい。また、ATM カードを無くしたり、盗まれたり、別の方法で信用が損なわれたら、カードをキャンセルし、新しい暗証番号と共に新しいカードを取得してください。
  • ID盗難者があなたの名前で新しい電話や携帯電話を開設して、あなたの携帯電話からかけているように見せかけて(実際にあなたに請求がきます)電話を使用していたり、あなたの携帯電話宛に請求が来たり、暗証番号を使ってあなたのコーリンングカードを使用しているなら、ただちに電話会社に連絡してアカウントとコーリングカードをキャンセルし、新しい暗証番号を取得して下さい。
  • 誰かが就職活動目的であなたの SSNを使用しているのに気付いたら、Social Security Administration に連絡を取り、申請された所得と名前が正しいかどうか確認して下さい。ソーシャルセキュリティステートメントの確認は 1-800-772-1213 へ電話して下さい。

また、ID盗難が原因で新しいSSNを発給してもらうことは可能ですが、よく考えてから行動に移してください。新しいSSNでは現在のID盗難の問題を解決できないかもしれませんし、新たな問題を引き起こすかもしれません。例えば、クレジット会社が古いSSNのクレジットレコードと新しいSSNのレコードを一緒にすることがあるため、新しいSSNを取得したからといって(自己破産の帳消しなどで)一から新しくクレジットが作成されるわけではありません。また、例え古いクレジット情報が新しいSSNと一緒にされていなくとも、新しいSSNによるクレジットヒストリーがないと、今まで貯めたクレジットをまで稼ぐのが難しくなる可能性があります。最後に、新しいSSNがID盗難者に不正に使用されることがないという保証はありません。

  • ID盗難者が運転免許を取得するためにあなたの名前、またはSSNを使用した疑いがある場合、管轄の陸運局 (Department of Motor Vehicles) に報告してください。また、州があなたのSSNを運転免許番号として使っている場合、別の番号に変えるように申請してください。

通常ここで述べたような処置をとることで、ID盗難の問題は解決するでしょう。しかし、ID盗難やクレジットカードに関する問題は再び起こる可能性もあります。新たなID盗難の動きに常に注意を払うようにしましょう。関連の企業や債権者にはすぐ連絡をとり、書面でフォローアップしておきます。

クレジットレポートが正しいかどうか、覚えのない負債やローンが含まれていないかどうか確認するために、毎年クレジット会社にクレジットレポートのコピーを請求しましょう。これは、例えば家や車など金額の大きい物を購入する時には特に重要です。クレジット会社によっては手数料がかかる場合もありますが、一年に一度のみ以下のウェブサイトから無料でクレジットレポートを請求できます。 https://www.annualcreditreport.com/cra/index.jsp(the Annual Credit Report Request Form をAnnual Credit Report Request Service, P.O. Box 105281, Atlanta, GA 30348-5281に送ると、郵送もしてもらえます)

苦情、情報センター(Complaint Clearinghouse)

IDの盗難被害にあった場合は、FTC (Federal Trade Commission) のID盗難ホットライン(FDC’s Identity Theft Hotline) で被害レポートをしてください。個人の問題を解決することはしませんが、レポートにより傾向の多い事件の捜査や今後の事件防止に繋がります。電話番号は、トールフリーで 1-877-IDTHEFT (438-4338)。聴覚障害者の方のための番号(TDD) は 202-326-2502 です。

郵送でのレポート:

Identity Theft Clearinghouse
Federal Trade Commission 

600 Pennsylvania Avenue
NW, Washington DC 20580

オンラインでのレポート:https://www.ftccomplaintassistant.gov/

 

参考資料:When Bad Things Happen to You Good Name-Federal Trade Commission