2. 親権

親権

保護者として未成年の子どもの養育・監護をする権利のことを法的に「親権」と呼びます。親権には Legal Custody と Residential or Physical Custody の2種類があります。

  • Legal Custody:子どもについて決断をする権利
    1. Joint Custody(共同親権):子どもの教育、健康、宗教などの重要な決断を両親が一緒にします。日々の小さな決断は、子どもが一緒に住んでいる親が一人で決めることができます。
    2. Sole Custody(単独親権):片親だけで大切な決断を下すことができます。ただし、裁判所は基本的に子どもに両親との関係を保って欲しいため、大抵の場合親権がない親は面会交流権を得られます。
  • Residential or Physical Custody は子どもと一緒に住む権利

裁判所が子供にとって何が一番良い環境なのかを決める時に重点を置く内容:

    • どちらの親が中心的に子どもの世話をしているか
    • 各親の子育て方法、長所や短所、子供の必要な物を与えられる
    • 精神、身体の健康状態
    • 家庭内暴力の有無(身体的、性的、経済的、精神的、感情的を含む)
    • 各親の仕事予定や子育て計画
    • 他の家族と子どもの関係
    • もう一人の親と協力しようとする姿勢(安全性に問題がない場合)
    • その他

面会交流権の種類

子どもと会う権利には、子どもや親の訪問中の安全を保持するため、第三者や監視役、専門家を必要とするものもあります。

      1. Supervised Visits: この面会交流権を持っている親は子どもと二人きりになることはできません。その親が子どもに対して適切な行動をとれない可能性がある場合や家庭内暴力の経歴がある場合、裁判所は面会時に親を監視する第三者を義務付けます。
      2. Therapeutic Supervised Visits:この権利を持った親が面会中親としての技術を向上させるために、精神科等の専門家を同席させます。
      3. Neutral Place of Exchange:子どもが一人の親の家から警察署、学校、図書館やショッピングモールなどのどこか安全な場所に行き、もう一人に会います。
      4. Monitored Transition:子どもの面会時の移動中、安全のため第三者が付き添います。

親族が親権を持ちたい場合

叔父、叔母、祖父母などの親族が親権を欲しい場合、子どもの両親が虐待をしていたなど、両親の養育法に何か大きな問題があり、子どもを育てるに適していないことを証明しなければなりません。裁判所がその問題を認めたら、親族が親の代わりに親権を持つことが子どもにとって一番良いことかを考慮します。

Grocery

A Law Guardian: 裁判所が用意する、親権ケース中の子どものための弁護士
Forensic Evaluator:裁判所によって選ばれた心理学者、精神科医、またはソーシャルワーカー。家族や家族を診たことのある精神科等の専門家と話をし、テストを行います。そのテスト結果を裁判所に送り、裁判中も証言をすることができます。

 親権に関する情報は、LawHelp.org の「ニュ—ヨーク州における親権と面接交渉権の基本」をご覧下さい。