該当する家庭の子どもは、ヘッドスタート・プログラムと呼ばれる無料の養育プログラムを受けることができます。このプログラムには、早期ヘッドスタート(Early Head Start)とヘッドスタート(Head Start)の2種類あり、低所得家庭の子どもや障害のある子どもの社会性を育て、可能性を最大限に引き出すことを目的としています。連邦政府の助成金で運営されています。
ヘッドスタート・プログラムは、加入した子どもやその家族に教育、医療、栄養、福祉などの包括的サービスを通して子どもたちの社会性を育て、総合的に発達を強化することで就学準備を促進します。また、子どもの学びに対する親の介入を促し、かつ親の教育、知識や雇用の目的を果たすお手伝いもします。子どもは親から学ぶため、特に親の参加に焦点を置いています。
[ 早期ヘッドスタート ]
早期ヘッドスタートは、低所得家庭の妊婦と3歳までの子どもとその家族のための年間プログラムです。早期ヘッドスタートに加入した子供と親は、温かい環境の中で質の良い小児教育を受けることができ、親の教育と取り組み、プレママ教育を含む健康やメンタルヘルスの紹介、栄養についてなどの家庭支援を受けることができます。
[ ヘッドスタート ]
ヘッドスタートは、3歳〜5歳のお子さんがいる低所得家庭のプログラムです。①教育サービス(一人一人の子どもが可能性を最大限に引き出せるような温かい環境、先生との個別レッスンプラン、根拠・研究に基づくカリキュラム、スペシャルニーズが必要な子どもへの教育、子どもと親へのリタラシー活動)、②健康サービス(医療、歯科、視力や聴力のスクリーニングや治療、食事やカウンセリングを含む栄養サービス、健康教育、メンタルヘルスのスクリーニングや紹介、家族のための主治医を探すお手伝い)、③家庭サービス(家族の取り組み、コミュニティ制度の紹介、ファミリーゴールを定めるお手伝い、Parent Policy Council の参加を通じてのリーダーシップを発揮できる機会、親の教育プログラム、自分の権利を主張するためのスキルを身に付けるお手伝い、ヘッドスタートから公立学校へ移行する際のサポート)の3つを通して様々なサービスを提供します。
[ 該当資格 ]
ヘッドスタート・プログラムを受けるには、⑴カテゴリー別の資格、もしくは⑵収入による資格に該当していなければいけません。
カテゴリー別の資格
いずれかに該当すること。収入の証明をする必要はありませんが、該当する項目の証明は必要。
収入による資格
連邦貧困ガイドラインの収入以下であること。給与明細やW-2などの収入の証明が必要。
世帯数 | 収入 |
1 | $12,060 |
2 | $16,240 |
3 | $20,420 |
4 | $24,600 |
5 | $28,780 |
6 | $32,960 |
7 | $37,140 |
8 | $41,320 |
2017年度 |
[ 申請方法 ]
自宅から一番近いヘッドスタート・プログラムに申し込みます。Head Start Locator を使って最寄りの場所を探し、次のステップについて聞いてください。申請用紙や提出書類について教えてくれます。または、1-866-763-6481 に電話して最寄りの場所を聞くこともできます。
参照
NYSDOH: Head Start and Early Head Start
HSS: Head Start
JASSIは、世界最大の非営利団体データベースであるGuidestarから、透明性の高いゴールドシールを獲得しました。 Guidestar.org のサイトはこちら