SSI (Supplemental Security Income)
65歳以上、もしくは障がいのある低所得者への給付金制度です。収入によって給付金額が変わり、収入が多い程減額されます。ご自分で手続きができない場合、ご家族や知人に手続きしてもらうこともできます。通訳も無料で付けてもらえます。NY州では、一人暮らしの方は月額最高 $858、夫婦は月額最高 $1,261受給できます(2019年度: NY州では居住する地域や Adult Home、Adult Foster Care によって SSI の金額が考慮されます。)SSIに該当する方は、自動的に Madicaid が送られて来ます。SNAP (旧 Food Stamps) にも該当する可能性があります。
[ 該当資格 ]
- 65歳以上、または障がい者
- 米国市民、または永住権保持者
- 考慮される所得がそれぞれの州の SSI基準支給額以下
2019年度はシングル月 $858以下、カップル月 $1,261以下(ニューヨーク州) - 資産がシングル $2,000 以下、カップル $3,000 以下(*居住している家、車、ご自分の葬儀費用などは資産として考慮されません。)
- 他の支給金を申請/受給している(例:厚生年金、公的年金、労災保険)
- 継続して30日以上米国外を出ていない
[ 必要書類(コピー不可) ]
- ソーシャルセキュリティーカード、またはソーシャルセキュリティーナンバー
- 年齢を証明できるもの (例:出生証明書、運転免許証)(*ただし、現在ソーシャルセキュリティーを受給している方は年齢の証明は必要ありません。)
- 市民権の証明(例:出生証明書、Certificate of Citizenship、パスポート)/永住権の証明(例:グリーンカード、 I–94)
- 収入を証明できるもの(例:給与明細、昨年のタックスリターン、アワードレター、銀行の残高証明)
- 財産を証明できるもの(例:銀行の残高証明、居住している家以外の不動産の証書・査定書、生命保険・労災保険の契約書、葬儀費用のレコード、預金・株・債券の証明書、車・トラック・ボート・キャンピングカーなどのタイトルと登録証)
- 居住模様を証明できるもの(例:賃貸契約書・住宅ローン、家族全員の名前・生年月日・健康保険カード、ソーシャルセキュリティーナンバー、食費や電気代などの情報)
- 障がい者の場合、Medical Records(罹った医師の名前、住所、電話番号と診療の日付、処方せん薬)
- 障がい者の場合、職歴(役職名、職種、会社名、働いた期間、1日の就労時間と1週間の就労時間、障害を持つ前の過去15年間の所得、仕事の内容)
- 銀行口座に振込をご希望の方は、Account Number と Routing Number を用意してください。
*必ず提出した日付を書いて全ての書類をコピーし、大切に保管してください。
[ 申請方法 ]
- オンライン Disability Report に必要事項を入力して、手続きを始めます。(*オンライン Disability Report を入力したくない方は、2. から始めてください。)
- 手続きを完了するために、1-800-772-1213 に電話(月曜日〜金曜日の午前7時〜午後7時)をして、最寄りのソーシャルセキュリティーオフィスで予約を取ります(耳の不自由な方は1-800-325-0778)。予約なしで直接オフィスに行くこともできますが、待ち時間が長くなる可能性があります。オフィスの営業時間は各オフィスによって異なります。ご確認ください。言語サービスが必要な方は依頼すると無料で提供してくれます。
- 予約した日に必要書類を持参し、担当者と一緒に手続きをします。このとき全ての書類が間に合わなくとも、60日以内に提出すれば手続きを始めた日を申請日ということにしてくれるので、給付金をより早く受給することができます。
- SSIの受給結果、金額などが文書で郵送されます。(*もし結果内容に不満がある場合は、Appeal を要請する事ができます。Appeal には Reconsideration (再考慮)、Hearing、Appeals Council Review、Federal Court の4段階あり、不満点についてを話し合えます。要請をする際、必ず結果内容が届いてから60日以内に届け出てください。Appeal の方法は送付された SSI 受給結果に記載されています。)
Reconsideration
手紙、SSA-561 (Request for Reconsideration) 、または SSA-789 (Disability Cessation Appeal) で届け出ます。その後再審査された結果が郵送されます。
Hearing
再審査の結果に納得できない場合は、裁判官の前で話し合うことができます。この際、裁判官から新しい Medical Record や証人を求められる事があります。届け出を出すには、オフィスに連絡するか、Form HA-501 (Request for Hearing) を提出してください。もし裁判官の前で話し合いをしたくない場合は、既に提出してある書類を元に再度結論を出してもらう事もできます。結果は裁判官から郵送されます。
Appeals Council Review
裁判官の結論に納得ができない場合は、書面、または Form HA-520 (Request for Review of Hearing Decision/Order) を提出します。Appeals Council がケースを見直した上で、自ら結論を出すか、裁判官に Hearing などを含めた再考慮の命令を出します。再考慮の際は新しい証拠を求められる場合もあります。尚、結果は Appeals Council から書面で郵送されます。
Federal Court
Appeals Council の結論に納得ができない場合は、地方裁判所に Civil Action としてファイルします。地方裁判所は今までの提出物から結論を出すため、Hearing は行われません。
[ 最終更新日: 2022年4月 ]